災害

防災セットは100均で用意できるのか?また災害の注意事項や防災セットの保存方法!

防災セットは、災害時に生き残るための必需品を集めたものであり、できるだけ手軽で効果的に準備することが重要です。100円均一ショップ(100均)の道具を利用して防災セットを揃えることは、経済的かつ手軽な方法として非常に有効です。ここでは、100均で揃えられる防災セットの道具とその使い方、今後注意すべき災害の種類、そして防災セットの保管方法について詳しく説明します。

1. 100均で揃えられる防災セットの道具

(1) 非常食と飲料水

缶詰やレトルト食品

100均では長い期間保存ができる詰やレトルト食品が手に入ります。これらは調理不要でそのまま食べられるものを選ぶと良いでしょう。特に、野菜の缶詰やフルーツの缶詰は、栄養バランスを考えるうえで役立ちます。

水のペットボトル

500mlや1Lのペットボトルの水も100均で購入できます。少量ずつストックし、定期的に消費して新しいものに入れ替えることで、賞味期限の新しい水を備蓄しておくことができます。

インスタント食品

インスタントラーメンやスープなど、長期間保存可能なインスタント食品も追加しておくと、非常時の食事バリエーションが増えます。

(2) 衛生用品

ウェットティッシュ

手や体を拭くためのアルコール入りウェットティッシュは、衛生面で重要です。また、ノンアルコールタイプも含めて用意しておくと、目や口周りの清潔を保つのに役立ちます。

歯ブラシセット

使い捨ての歯ブラシと歯磨き粉がセットになった商品もあります。簡単に口腔ケアができます。

生理用品・おむつ

女性用の生理用品や乳児用のおむつも、緊急時には必需品です。少量ずつでも備えておくことで安心です。

(3) 医療用品

絆創膏や包帯

小さな傷の手当てに必要な絆創膏やガーゼ、包帯を100均で揃えることができます。これらは複数セット購入しておくと安心です。

消毒液・アルコールスプレー

傷の消毒や手の衛生のためのアルコールスプレーも必要です。

常備薬ケース

自身の常用薬を入れておくための小さなケースやピルケースも準備しておくと便利です。

(4) その他の必需品

懐中電灯と電池

100均で販売されているLED懐中電灯は、小型で軽量ですが、明るさもしっかりしており、非常時に役立ちます。また、予備の電池もセットで用意しましょう。

ライター・マッチ

火を起こすためのライターやマッチは、調理や暖を取るために必須です。防水仕様のケースに入れておくとさらに安心です。

携帯用トイレ

携帯トイレも100均で購入可能です。水の供給が止まった場合でも使用できるため、特に都市部では重要です。

ポリ袋やゴミ袋

ゴミの処理や簡易トイレの代用、荷物の防水など、様々な用途に使えます。

多機能ツール(ナイフ・はさみ)

小型の多機能ツールは、切る、開ける、削るなどの作業を1つでこなせるので便利です。

保温シート(アルミブランケット)

体温の保持や寒さ対策に役立つアルミブランケットも100均で手に入ります。

2. 注意すべき災害と対策

(1) 地震

日本は地震大国であり、常に地震のリスクがあります。今後も大地震が発生する可能性は高く、そのための備えが必要です。特に近年では全国で大きな地震が起きているので余計に注意が必要です。

対策

家具の固定や避難経路の確認をしておきましょう。また、避難所の場所や家族の集合場所を事前に決めておくことが大切です。

(2) 台風・豪雨

近年、台風や豪雨による被害が増えています。また雨が降り地盤が緩み土砂崩れなども起きたりします。また気候変動により、その頻度や強度も増すと予測されています。

対策

雨水対策として家の周りの排水溝を掃除しておく、土のうを準備する、窓ガラスに飛散防止フィルムを貼るなどの事前対策が有効です。また、天気予報を常にチェックし、早めの避難を心がけましょう。

(3) 土砂災害

特に山間部や斜面に住んでいる場合、土砂災害のリスクがあります。台風や豪雨の際に発生することが多いです。

対策

ハザードマップを確認して、自宅が危険区域にあるかどうかを把握しておくことが重要です。避難経路や避難場所の確認も欠かせません。

(4) 津波

地震が発生した際、沿岸部では津波のリスクがあります。
素早い行動で避難をしましょう。

対策

地震発生時にはすぐに高台や避難場所に移動することを心がけます。また、避難経路を普段から確認しておくことが重要です。とにかく高台を目指しましょう

(5) 異常気象や熱中症

最近では、異常気象による猛暑や寒波などが頻発しています。特に高齢者や小さな子供は、熱中症のリスクが高いです。

対策

暑さ対策として、水分補給やエアコンの使用を心がけ、寒さ対策としては、断熱シートの利用や重ね着をして寒さを凌ぐ工夫が必要です。

3. 防災セットの保管方法

防災セットは、いざというときにすぐに取り出せる場所に保管することが重要です。以下に効果的な保管方法を紹介します。

(1) 家のどこに保管するか

玄関付近

避難時にすぐに持ち出せるように、玄関付近や廊下の収納スペースに保管するのが最も効果的です。ここに保管することで、外出時や地震の際に迅速に取り出すことができます。

寝室

夜間の避難を考えると、寝室の近くに防災セットを置くのも有効です。特に、懐中電灯や靴、上着などのすぐに身に着けられるものはベッドサイドに置いておくと安心です。

車の中

車を持っている場合は、車内にも簡易的な防災セットを常備しておくと良いです。外出先で災害に遭った場合でも、車内のセットが役立ちます。

(2) 防水・耐熱の工夫

防災セットは湿気や温度変化に弱いため、防水・耐熱の工夫をすることが重要です。

防水ケースの使用

防水性能のあるケースやジッパーバッグに入れて保管することで、雨や浸水から守ることができます。特に医薬品や食料品は湿気に弱いため、防湿対策も重要です。

耐熱袋の使用

高温多湿の環境下では、食品や電池の劣化が進みやすいです。断熱性のある袋やケースに入れることで、保管環境を適切に保つことができます。

(3) 定期的な見直しと入れ替え

防災セットは定期的に中身を見直し、消費期限や使用期限が切れているものがあれば新しいものと入れ替えることが重要です。

賞味期限のチェック

食品や飲料水は定期的に賞味期限をチェックし、消費期限が近いものは入れ替えます。使用期限が切れていなくても、品質が劣化している場合があるので注意が必要です。

電池の入れ替え

電池は放電してしまうことがありますので、定期的に新品と交換し、使用済みのものを避けることが大切です。

(4) 家族全員が場所を把握する

防災セットの保管場所を家族全員が理解していることが重要です。災害時にはコミュニケーションが取れないことも考えられるため、事前に場所と使い方を確認しておきましょう。

まとめ

100均の道具で防災セットを揃えることは、非常に有効で手軽な方法です。食料や飲料水、衛生用品、医療用品、その他の必需品を揃え、適切な保管方法を心がけることで、災害時の生存確率を高めることができます。また、地震、台風、豪雨、土砂災害、津波、異常気象など、今後予測される災害に対しても備えを怠らないことが重要です。防災セットの定期的な見直しと家族での共有を心がけ、常に最善の準備を行いましょう。